
世界陸上2022の大会で女子1,500メートル、3,000メートルに出場する田中希実選手はこれまでに、u20世界選手権3,000メートル金メダルを獲得していて、1,500メートルでも4分5秒27の日本記録を出しています。
世界陸上でも期待が高まる田中選手ですが、いつもオリンピックや世界陸上を見ていて女子の活躍が目立つ中、世界の選手に比べて圧倒的に身長が低い選手が多く金メダルを獲得している女性選手がいる事に驚きを隠せません。
過去にはシドニーオリンピック女子マラソン金メダルの「高橋尚子」選手は身長163㎝、野口みずきさんは150㎝、元柔道の「谷亮子」さんは、146㎝と小柄です。
田中選手はコーチは父親の「健智」さんと二人三脚でオリンピック出場、1,500メートルで4分台を切る事に切磋琢磨されています。
田中選手の身長から繰り出される強さと、父親が思い描く選手像について調べてみました。
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この記事の目次
田中希実 の身長から繰り出される強さの秘訣は?
田中希実選手の身長は153㎝と世界の外国人選手に比べると明らかに小さいです。
そんな小柄な体型から繰り出される力強さの秘訣とは?一体何でしょうか?
それは、ある困難に立ち向い逆境に打ち勝ってきた田中さんの姿がありました。
東京オリンピックが延期になった事が田中希実にとって良い起爆剤に!
田中選手は中距離で次々と日本記録を叩き出してきていました。
小柄でありながら実力は申し分ありませんが、メンタルの強さが伴わなければ自己ベスト記録を出すことは難しいです。
2022年東京オリンピックが新型コロナ感染拡大の影響による大会初の「延期」となり、これが田中選手、父健智さんを狂わせました。
「何のために練習してきたのか?」これまでの出場予定の大会が全て中止やキャンセルになり、田中選手が一番しんどかったのは、「走れなくなったことではなく、レースに出る事で今の自分の力が分からないというか信じられない」と話されています。
更に「1年先に延長になったオリンピック、来年の自分がどうなっているのか分からない}と、田中選手はモチベーション保つのに必死でした。
考え抜いた末、出した結論は「何でもいいから日本記録を目指す!」ここでいう何でもいいからというのは、どんな種目でも良いからと言う意味です。
田中選手はオリンピックが1年延長になった事で「メンタル面で強くなりました」
田中希実は他にはいないタイプの多種目対応選手!
田中選手のもう一つの強さとしては、他の選手にはいない「多種目に対応できる」選手です。
800m、1,500m、3,000m、5,000m、10,000m、クロスカントリーの6種目に対応できる選手なのです。
多くのアスリート選手は1つの種目に絞り込んでレースに挑む事が多いんですが、田中選手は6種目出場されて日本記録を出してきています。
走る事をもっと早くなりたい田中選手、その考え方に導いたのは父である健智さんでした。
田中選手の幼少期から見てきた健智さんは、短所についても知っていました。
距離によって苦手意識をもっていた田中選手に「苦手意識から背を向けてはいけない!」思いで他の距離をやらせました。
「800メートルが早くなれば1,000メートルにも繋がっていく!」田中選手の短所を長所に変える、健智さんの手腕ですね。
田中選手の強さの秘訣は、短所を克服しメンタル面を強化された事です。
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田中希実1,500メートルでアクシデント!今後のレースに影響は?
【2022年7月17日追記】
引用元:Yahooニュース
世界陸上女子1,500メートル準決勝で田中希実選手が4分5秒79の6位で決勝進出を逃しました。
そな敗因として、田中希実選手はレース後にコメントしています。
「途中で着順狙いになり、接触があった。集中してレースを進めることはできたが、ラストの位置取りに(接触が)関係して、思ったところでスパートをかけることができなかったのが残念」
引用元:Yahooニュース
トラックレースで接触はつきものですが、田中選手にとって初めての出来事だったのでしょうか?
田中選手はこの後、800メートル、5,000メートルと協議が控えています。
接触した事で、今後のレースに影響はないでしょうか?
レース後のインタビュー、今現在で接触による後遺症の話などはありませんので、まずは大丈夫と思っていて良いでしょう。
田中選手はレース後にトラックに一礼する姿が映し出されていました。
東京オリンピックで8位入賞した時にも、無観客のトラックで「ありがとうございました!」と言ってお辞儀する姿が話題となりました。
どんなレースしたかは関係なく、この場所でレースが出来た事に対して経緯を示している姿はまさに田中選手の強さの表れではないでしょうか?
田中希実の父親が思い描く選手像は?
これまでは、田中希実選手の事について紹介してきましたが、父親の健智さんが思い描く田中希実選手の選手像について紹介します。
これまで、田中選手の傍でインタビューを受けている場面はありますが、田中選手の”選手像”について話されているのは見つかりませんでした。
田中選手の父健智さんは、元々奥さんの千洋さんがマラソン選手な事からコーチをされていました。
千洋さんがマラソンを退けてからバトンが娘の希実さんに受け継がれた訳です。
その事から、今迄二人三脚で頑張ってきた親子から健智さんは、2024年パリオリンピックで1,500m8位以上入賞を考えているのではないでしょうか?
8位と言うのは、東京オリンピック1,500mで8位入賞した事が理由です。
そして世界一の中距離選手ではないでしょうか。
そしてもう一つ、健智さんが思い描く田中希実選手の選手像は「悔いのない陸上人生を送ってほしい」事ではないでしょうか。
少し格好い様に聞こえますが、父親である健智さんは人生の半分以上を陸上に使ってきています。
しかも家族で!こんな幸せな事はありませんよね。
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田中希実の父親の仕事は?
【2022年7月24日追記】
田中希実さんの父親(健智さん)は普段から田中希実さんの傍でコーチをされていますが、仕事はされていないのでしょうか?
とんでもないです!父健智さんは田中希実さんをコーチしている傍ら会社経営者なんです。
2006年に(ATHTRACKアストラック)という陸上関係の会社を設立されています。
主な業務はランニングの運営・企画・ランニング教室の開催・所属選手のマネージメントなどランニングの普及・発展を主にした走る事の素晴らしさ、奥深さをモチーフにした会社です。
田中希実が豊田自動織機を退社した本当の理由は?
【2023年3月27日追記】
引用元:スポーツ報知
田中希実さんが、豊田自動織機を3月31日をもって退社するニュースが飛び込んできました。
理由として「自分自身の甘えによりハングリーさが失われたと感じ、更なる成長を目指して新たな環境に身を置く事を決めました。」と退社理由についえt明かしている田中希実さんですが果たして本当にそれが理由なのでしょうか?
田中は「さらなる成長を目指して新たな環境に身を置くことを決めました。勇気を持って前に進み続けたい」とコメントを発表した。
引用元:スポーツ報知
実は田中希実さんが、豊田自動織機を退社する理由について別な理由がありました。
2022年に豊田自動織機に入社したばかりの田中希実選手ですが、僅か1年足らずで退社する事なんてあるのでしょうか?
これには最近明らかになった、豊田自動織機の不祥事が関係しているようです。
豊田自動織機は、国内用フォークリフトに使用するエンジンの排ガスの劣化耐久試験について法で定められた基準を違反して超過していたんです。
フォークリフトは一般的に倉庫内で使用する事が多く、重い荷物を運搬する事が多いので、長時間の耐荷重に耐えられるか試験するのが劣化耐久試験です。
すでに出荷している製品に関してはリコール、これから出荷される製品は出荷停止になります。

詳しい事は下の動画で紹介されています。
これまでの大手企業の不祥事には信頼回復に相当の時間が掛かってるのが特徴で、中には倒産した企業もありましたよね?
↓↓↓
田中希実さんは退社理由を自身の成長を目指してとしていますが、1番の理由は豊田自動織機の不祥事が原因で、信頼を失くした会社にいる事が困難と言うのが本当の理由だと考えられます。
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まとめ
田中希実選手 の身長から繰り出される強さの秘訣と父親が思い描く選手像について紹介してきました。
まとめますと
- 田中希実 の身長から繰り出される強さの秘訣は?
- 東京オリンピックが1年延期、他の大会が中止になった事でメンタル強化が出来た。
- 短所から長所に変える事で6種目に対応できるようになった。
- 父親が思い描く田中希実選手 の選手像は?
- 世界一の中距離選手
- 悔いのない陸上人生を送ってほしい
世界陸上2022では、800m、1,500m、5,000mに出場されます。
頑張って欲しいですね!
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