今回はプロボクサーの井岡一翔選手について取り上げます。
井岡選手といえば、第33代日本ライトフライ級王者で、日本人男子初の世界4階級制覇王者という素晴らしい経歴を持つ、日本を代表するプロボクサーです。
そんな井岡選手ですが、2022年大晦日に、WBA(世界ボクシング協会)同級王者ジョシュア・フランコ(米)との試合に引き分け、王座統一に失敗。WBO(世界ボクシング機構)から同級1位・中谷潤人選手と180日以内に戦うよう指示が出ていたにも関わらず、ベルトを返上し中谷選手と戦うことなくベルトを返上したことで話題です。
SNS上では「井岡、がっかり」「中谷から逃げたんだ」など批判的な声も上がっています。
なぜ井岡選手はベルトを返上したのでしょうか?理由が気になる方も多いと思いますので、詳しく調べてみましたので早速本題へ移りましょう。
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この記事の目次
井岡一翔がベルトを返上した本当の理由は?
日本を代表するプロボクサーである井岡選手ですが、2022年大晦日に王座統一に失敗しています。
WBOと「王座保持の場合は同級の中谷選手と戦うこと」を約束していたにも関わらず、中谷選手と戦うことなくベルトを返上しています。
世間からは「かっこわるい」「がっかり」との声も多数上がっていますが、なぜ井岡選手はベルト返上という選択をしたのでしょうか?
本人から明確な理由が公言されているわけではないのですが、「最短での王座統一に向かいたいから」ではないかと噂されています。
王座保持のために対戦相手として指名された中谷潤人選手は、スピードとパワーを兼ね備えており、次世代のエースとの呼び声の高い選手です。
もし井岡選手と戦うことになれば、中谷選手が有利と見る人も多く、井岡選手としては負けるリスクも大いに抱えた試合になることが予想されます。
ファンとしてはハイレベルな戦いが予想され、ぜひ試合を見たいというのが本音ですが、井岡選手からすれば、残り少ないボクサー人生の中で中谷選手との試合に臨むより、最短で王座統一に向かいたいと思っているのではないかと推察できます。
これまでコロナの影響などで、何度も統一戦を望みながらも流れてきた経緯のある井岡選手。これ以上遠回りしたくないというのが本音なのではないでしょうか。
井岡一翔が今後手にしたいベルトは?
ベルトを返上したことで話題の井岡選手ですが、次に目指すものは何でしょうか?調べてみると、現WBCスーパーフライ級王者であるファン・フランシスコ・エストラーダ(メキシコ)との対戦を熱望していることが分かりました。
井岡選手は、2022年大晦日統一戦後「統一王者になりたい!王者として挑戦者を迎えることも大事だが、個人的には王者と対戦して最強への証明をしていく試合を優先的にやっていきたい」と語っています。
エストラーダ選手に対しても「この階級で一番評価の高いエストラーダ選手を引きずり出すために、一つでも多くのベルトを取ることがベストだと考えていた。
自分が無冠になっても、エストラーダ選手が戦うのであれば、返上の可能性もゼロではない」と語っていました。結果その通りになったというわけです。
このことから、今後の井岡選手はエストラーダ選手と対戦し、「統一王座」になりたいと考えていると思われます。
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井岡一翔vsフランコ何故アメリカで試合しないのか?
2022年大晦日に行われた井岡選手vsフランコ選手の王座統一戦、この試合は、東京の大田区総合体育館で行われました。
しかし井岡選手は「世界の舞台で戦って、日本人としての強さを証明したいと思っている。日本ではなく、アメリカで試合がしたい。少しでもマーケット、市場の広いところでやりたい。発信力が全然違う」と語っています。
選手が望んでいるにも関わらず、アメリカで試合をしないのはなぜでしょうか?理由は「ファイトマネー」や「人気」が関係しているようです。
日本でのボクシングのファイトマネーはとても高いと言われています。
日本ではボクシングは人気も高いため、スポンサーもつきやすいようです。加えて、日本人が試合をするときには、日本開催の方が体調などのコンディションを整えやすいことや、アメリカでは軽量級より重量級の方が人気が高いため、日本人の多い軽量級は日本で開催されることが多いようです。2022年大晦日の井岡選手vsフランコ選手の王座統一戦もそのような理由で日本開催になったと推察できます。
井岡選手は、現在ベルトを返上した時点でチャンピオンではありません。
普通チャンピオンの国で試合するのが一般的ですが、フランコ選手はアメリカなのでファイトマネーでは井岡に引きをとらないのではないでしょうか?
やはりスポンサー、知名度、人気など関係してくるんですかね?
井岡一翔vsフランコ勝つのはどっち?
2022年大晦日統一戦にて判定で引き分けた井岡選手とフランコ選手、その2人が再戦する方向であると報道されています。
前回の試合後からフランコ選手の陣営は再戦を熱望していました。
井岡選手からしても、フランコ選手と再戦し王座を手にすることでエストラーダ戦にも近づきます。
再戦が決定すれば、どちらが勝つのでしょうか?各SNSで世論を調べてみると「かなり接戦になりそう」「この前の試合もフランコ強かったし、井岡が負けるかも」との意見が多いようです。
実は、2022年大晦日の試合は、見ていた人の中でも「井岡の負けでは?」との意見も上がっていたのです。
具志堅用高さんなどの歴代世界チャンピオンたちも「フランコの勝ちの可能性もあったのでは?」と各YouTubeチャンネルなどで発信しています。
このことから、次回の試合もかなりの接戦になる、または前回の王座統一戦のように引き分けや、世論でも多かった井岡選手の負けの可能性もあります。
しかし、並々ならぬ思いで両者が挑んでくることは間違いありませんし、勝敗はどちらに転んでもおかしくはありません。
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井岡一翔負ければ引退か?
無冠となっても、なお話題の尽きない井岡選手ですが、大晦日統一戦の前にはインタビューにて「今回も負けたら終わりの覚悟があります。いつもその気持ちです」と答えています。
33歳という年齢的にも、次の試合で負けたら引退なんてことも十分に考えられます。
しかしファンからすれば、引退するなら勝った姿を見せてからにしてほしいというのが本音ですよね。
次に井岡選手がどの相手の試合をするのか、とても気になるところですが、誰との対戦であってもストイックに心も体も鍛えて臨んでくることは間違いないと思います。
強い気持ちでボクシングと向き合う井岡選手の今後から目が離せません。
まとめ
井岡一翔がベルトを返上した本当の理由は?フランコと何故アメリカで戦わないのか?について紹介してきました。
まとめますと
- 井岡一翔がベルトを返上した本当の理由は、最短で世界スーパーフライ級統一王座になりたいのが本当の理由でした。
- 井岡一翔がフランコと何故アメリカで戦わないのかについては、ファイトマネー、人気、それとアメリカは重量級は人気ありますが、軽量級は日本で行われえる事が多いのが理由です。
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